ただ、聴くこと・IPS(2019.11月)

2019-12-12

本当の意味で「聴く」ことができたら、
世界は平和になる。


そんなことを思っています。


こんにちは、えりぃです。


11月IPS(意図的なピアサポオート)を開催しました。

 

今回のテーマは、「聴くこと」

聞くなんて簡単、
と思うかもしれませんが
私たちは意外と聴けていません。


私も仕事柄「聴く」研修や訓練を
20年近く行っていますが、まだまだです。


座り方や目線、相づちの打ち方
などの技術も大切ですが、
それよりも「あり方」の方が大事です。


普段どう生活していて
何を考えているかが影響します。


ちょっと、怖いですね(^^;


あまり窮屈に考えることないので、
今の自分にできる「聴き方」で
周りの人の話を聞いてあげると
きっと喜ばれますよ。


ということで、
今回の女性グループでは
「聴くこと」を実際にやってみました。

 

1人が10分話す、もう1人が黙って聴く、
というやり方です。


話す内容は、

「自分にとっては大切だけれど
誰にもわかってもらえない」

と思っていること。


仏像が大好きなんだけど
友達にも家族にもわかってもらえない・・・


お互いに尊重することが大事だと思っているけど、
職場はそんな雰囲気じゃない・・・

そんな大事にしたいこと、
ありますよね。


大切に思っていることを
それぞれ10分間話してもらいました。


これは実際にやってみてほしいのですが、


ずーっと最後まで言えなかったこと、
何年も溜まっていたことなのに、

・黙って聴いてもらったら5分で終わりました
・時間あまっちゃいました

という方もいました。


今までの躊躇はなんだったんだ!
というくらい、短時間で話せるのです。


何年も話せなかったことが、
どうしてたった5分で話せるのかというと、

それは、

ただ黙って聴くからです。


途中でさえぎられずゆっくり話せると、
それだけで解決することがあります。

それだけ「聴く」ことが大事になってきます。

この時の聴き方としては、
疑問や言いたいことがでてきても
黙ったままです。


うなずきや相づち、アイコンタクトで
相手に関心を示しながらあなたの話を聞いていますよ、
という態度で聴くのです。


何を言おう?
どうアドバイスしよう?

と思いながらでは聴けません。


大事なポイントは、思考をわきにおいて
知らない立場で聴くことです。


肚からの声が出たい!と言っているのに
思考で抑えてしまうから、
自分がわからなくなるのです。

全部話し終わった、
と思ってもそのまま沈黙でいます。

10分間は話す人のものなので、
話すことが浮かんでくるまで
沈黙のままで待ちます。

最初は何も話さないと相手に悪いな、
と思ってしまいますが、

一緒に待ってくれる人がいると
自然と肚からの声が聞こえてきます。


肚からの声がだせるとようやく落ち着いて
不要なものが手放せるのです。


「すっきりしました!」


と今回の感想でもありましたが、
溜まっていたものが出るとすっきりします。


そして、
「この時間は話す人の時間」という設定だったので
ゆっくり話せました、という方もいました。

普段、こんなじっくり聴いてもらえること
ないですもんね。


一方で聴くのはできたけど話すことがない、
という方もいました。

話す時に相手に相談になってしまうとか
何か言葉を求めようとしてしまったり。


この短時間のワークで、
自分のパターンに気づいた人もいました。


ゆっくり聴いてあげたら、
それだけで相手は勇気が湧いてきます。


むやみやたらにアドバイスしたり、
こうするといいよ~!と言わなくても

聴いてあげると相手の中から答えがでてきます。

人からのアイディアよりも
自分から出てきたことの方が
自然と行動につながります。


本当に相手のことを思うなら、
アドバイスよりも話をじっくり聞いてあげてくださいね。

それでは、今日もありがとうございました。

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