WRAPの価値と倫理(リフレッシャー研修)

仕事や子育てで大事にしていること、
人それぞれありますよね。

お客様を大事にする
よりよい人生のため
子どもの個性を大切にする、など。


今回WRAP(元気回復行動プラン)では
ファシリテーターが大切にしていることを
ご紹介したいと思います。


こんにちは、えりぃです。


WRAPのファシリテーターには
共通の「価値と倫理」があります。


こんなことをベースにしている
ワークショップはないんじゃないか?
というくらい独特で丁寧な内容。


この価値と倫理について深めたい、と
HOPSTEPWRAPかごっまで講師をお招きして
研修を開催しました。

午前中が「価値と倫理」の資料について
みんなで深めていき、午後はペアになって、
実際のクラスを開催するという内容でした。


板書をするかしいないか?
を最初に決めるときにチャレンジがやってきました。

私はポイントだけでも書いてもらうと
わかりやすい、という提案。

でも、ほかのみんなは自分でメモすればいい、
必要ない、という意見。


この時、
ああ、私の意見をおさえつけられた、
聞き入れてもらえなかった、
流されてしまった、
と感じたんですね。

普段の会議や研修であれば
場の雰囲気に合わせて「じゃあ、それで」
というところなんですが、

今日のテーマは価値と倫理。

価値と倫理では、
「その人の尊厳を尊重し、慈しむ気持ち、敬意、
無条件の尊敬をもって接する」
とあるので

自分の必要としていることを
この場にだしてみる、
ということにチャレンジしました。


「午前中は子どもと一緒に参加していたので、
聞き逃すこともあるから
ポイントだけでも板書があるとありがたい、

けれど板書する人が話に参加しにくくなるので
どうした物かと思っている」

と話すと

じゃあ、今どんな話をしているかを
ホワイトボードに書こうか、

と言ってくれたときに

「ああ、受け入れてもらえた」と感じました。

このやりとりは一見すると
稚拙でわがままのように思えるかもしれないけど、

実はとっても大切なプロセスだったりします。


この1人の感覚を「必要ない」と抑えてしまったとたん、
この場は声の大きい人、正しそうな人
数が多い方に流れていってしまいます。


価値と倫理には
「参加者を尊敬する」
「ありのままに個性的で特別な人として認める」
という項目もありますが、
そこからも外れてしまうんですね。


私も普段が「じゃあ、それで」と言ってしまいがち
なんですが、自分が感じていることを場に出す
という感覚がつかめたので、
日常生活でも意識していこうと思いました。


それぞれの体験をもとに
感じたことをその場に出す、
という形でWRAPは進めていくので
この後もそんな感じで続いていきます。

おもしろかったのが、
企業理念、企業倫理、倫理綱領とかはあるけど、
「価値」とつくものはない、という意見。

この価値が何か、というと
参加者の価値、ファシリテーター個人の価値、
それぞれの経験や意見の価値、決断の価値・・・

いろいろなものが含まれているんじゃないでしょうか。


主体性

WRAPでは「自分の責任」「主体性」という項目があって
それについて話し合いますが、


今感じているのは、
親の価値観や学校で習ったことを
今を生きるためにバージョンアップしていくこと
なんじゃないかと思っています。

前は無理せずほどほどが良かったけど
今は頑張るときには多少の無理も必要だ、とか。
もちろんその逆も。


印象に残ったのが、
「サポートしてもらったら
自分で決めることができる」という言葉。


必要な情報を教わって、
あれこれ相談しながらなら決められるんですよね。


これもWRAPの「サポート」につながっています。

もう一つ印象的だった言葉が

「押し付けない「好き」の紹介」

前後の話はおぼえていませんが、
自分が大切にしていることや好きなことを
押し付けずに表現できるといいなあ、
と思いました。

決めるのは相手で主体性を尊重しながら、
自分の大切にしていることも伝えていく。

これがWRAP、というのはおもしろいですね。


WRAPはユニバーサル


WRAPはユニバーサルと言われているそうです。

つまりメンタルヘルスの領域だけではなく、
誰にでも使えるものである、ということです。

誰にとっても使えるものなんだけど、
テキストの言葉がメンタルヘルス向けなので、

会社で使う場合、家庭で使う場合、
妊娠出産で使う場合、引っ越しで使う場合、とか
それぞれあると使いやすいなあと思っています。

感想


最後の感想で、
「普段話せないことが話せた」
という人の理由が、

「自分の考えは受け入れられないんじゃないか、
と思わなかったからここでは話せた」。

そうですよね、
こういう場、あんまりないです。

こういう場は意識的につくらないと
できないんですよね。

こういう場があったらいいな、
と感じるところに参加していると

徐々に身の回りがそういう場に
なっていくような気がします。

そして、
知識や情報をえる学びもいいけれど


それぞれの体験をもとに話していく
こういう場が好きなんだなあ、と
改めて感じました。

1人1人の話がパッと花が開くように
ほころんで咲き乱れ、
とても豊かさを感じます。

そして、自分もその一部なのだなあ、
とフラットになれる感じがします。


最後に。

ファシリテートするということは、
結局は「どうあるか」なんだなあ。
と感じました。

なぜあなたはここにいるんですか?

と問われているような。


これからも
「慈愛をベースとした関係性」が
広がる様な場をつくってきたいと思います。


それでは、今日もありがとうございました。

p.s
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