身体の声を聴くメンタルケアとは

2024-02-28

女性と子どものためのメンタルサポート

航海に出ていた船が、つかの間の停泊をする港のように日常生活からちょっと離れて、自分を見つめなおしたり、自分らしさを取り戻す場所です。

主に、女性の方が多くご利用されています。

ストレスフルな日常が、生きやすく暮らしやすくなるお手伝いをしています。

お薬に頼らない、福祉の生活モデルをベースとして
グループワークや講座と個人セッションを行っています。

福祉ベースの生活モデル

身体の声を聴くメンタルケアでは、
精神科医による診断のような医学モデルではなく
精神分析のように心を分析して治療することもありません。

精神保健福祉分野における生活モデルをベースとし
統合的な人間としてその人に必要なサポートを行うことを基本としています。

 

メンタルヘルスの2つの基本

メンタルヘルスに大事なことは2つです。

  • 自分を知ること、理解すること(セルフヘルプ)

  • 仲間とともに学び、成長すること(ピアサポート)

この2つを人生にとりいれて ストレスフルな日常でも、 生きやすく暮らしやすくなるために
身体の声を聴くメンタルケアでは

  • 自分を知ること、理解すること(セルフヘルプ)

個人セッション

  • 仲間とともに学び、成長すること(ピアサポート)

グループワーク・講座

と、個人セッションと講座やグループワークを並行して行っています。

メンタルの不調や症状がでる要因は
「素因」と「環境」と言われています。

これは病気になりやすい性質があるというわけではなく、
その人のもともと持って生まれた性質があって
周りの環境によって生きづらくなったり、困りごとが出たりするということです。

じゃあ周りが悪いのかというと、そういうことでもありません。

その人の生きづらさがでてしまう環境であった、ということです。

それであれば
自分のことを理解して「いい感じの自分」でいられる環境を
つくっていけばいいのです。

そうはいっても
自分で自分のことはなかなか気づけません。

だから、仲間が必要なのです。

「仲間というと抵抗がある」 と私のような人もいるかもしれませんが

固い絆とかメチャメチャ仲良し!
ということではありません。

同じような背景を持つからこそ共感できたり、
お互いの気持ちや経験をシェアできる人がいることで自分への気づきや理解が深まり、 自分に必要な環境をつくっていけるようになるのです。

活用しているもの

身体の声を聴くメンタルケアでは
いくつかの療法や手法、考え方や哲学を活用していますが、
「よく耳にする」「有名」というよりは

実際に身近な人に変化があったもの
自分が効果を感じられたもの

そして

専門家が開発したものもありますが
それよりも

「精神的な不調や困難を経験した人たちが
寄り集まって生み出してきたもの」

を活用しています。

意識していたわけではありませんが、

  • より日常生活で使いやすい

  • 副作用がない

  • 人生自体が豊かになる

ことが理由です。

対象

女性と子ども

女性は身体的な変化やホルモンバランスの変化、
人生の変化など「精神的な揺れ」に遭遇する機会が男性よりも多いこと

そして、今の社会の仕組み自体が女性や子どもにとって生きづらさを生みやすい環境であるので女性と子どものメンタルサポートとしています。

とはいえ個人セッションや講座は男性の方も
受けていただいているので、
ご紹介があれば男性もご利用いただけます。

想い

今ではメンタルヘルス、心の健康について
取り扱うことは普通になってきていますが、

私が大学で精神保健福祉を学んだ当時は
心の不調というとまだまだ差別や偏見がありました。

今でもそうかもしれません。

差別や偏見は知らない・未知な物への不安や怖れなので
悪いわけではありませんが、

精神的に不安定で生きづらさを抱えているのに
さらに周りの人から受け入れられず
自由を奪われるような苦痛をしいられる…

そんな人たちが生み出してきた メンタルヘルスの知恵や工夫は
混迷する今の時代を救うものだと感じています。

心の安定や平穏さ、穏やかさは
もともと私たちの内側にあるもの。

いくら外側に求めても手に入りません。

「心の健康は自分で保つ」と責任を持つことで
あなたの人生はより豊かになっていくいきますよ。








 

こんにちは、メンタルヘルスサポートの郡山 えり子です。

女性専門のメンタルヘルスの相談所「身体の声を聴くメンタルケア」で
心と身体のトータルケアを行っています。

お薬以外で心と身体が元気になる方法はたくさんあるので
1人1人に合わせたお話をさせていただきながら、
その方に必要なサポートを行っています。

最初はちょっとうつむきがちな様子で来られた方が、
相談の後はすっきりした表情で自信を持てるようになっていく様子にたびたび感動します。

人の人生に触れる貴重なお仕事をさせてもらっていることをありがたく感じています。

精神科デイケアでは女性グループを担当し
依存症からの回復や就職へ向けてのサポートを行っています。

「ファッションとメンタルヘルス」や「食とメンタルヘルス」など他分野との講座を開催、
またちょっと特殊な心理療法の先生を招いての勉強会なども継続中と
心が元気になる様々なとりくみにチャレンジしています。


私自身、幼いころから敏感でアトピーなどアレルギーがあり生きづらさを抱えていましたが、
大学で精神保健や心理を、大人になってからは食、身体、感情のゆれに対処するプランニングと哲学、つながりながら自由である関係性などを学ぶことによって、生きるのがラクになりました。

仲間との無農薬でのお米作り、畑で野菜の栽培、手縫いで衣服をつくること、
麹から味噌つくり、など地に足のついた暮らしの大切さもこの頃学びました。

そこで、妊娠・出産・育児を応援するNPOで活動や訪問で身体のケアを行っていましたが、人間関係のトラブルや流産が続き人生でどん底に落ち込みました。

まさに、足元が崩れるような世界が崩壊するような感覚に陥りました。

その頃2人の人生の師に出会い、
心も身体も魂も安心安全を感じる場、本来の自分を感じて自由に動ける場を体験させてもらったことから、雑音や不要な干渉がなく見守れた空間で、人は本来の自分を発揮できるのだと実感。

いくつも相談やカウンセリングを受てきて人達からも「ここでは本音が話せる」と言われますが、
私自身があたたかく見守ってくれる方々から信頼され受け入れられてきたからだと思います。


ふりかえると、
大学の援助技術の授業では相談援助の根底をさんざん聞かされましたが
(当時の未熟な私には、その大切さを理解できませんでした)

 

その中でも

「目の前の人がどのような人生を歩んで、どのような思いで今自分の目の前にいるのかに思いを寄せること」

「目の前の人から学ぶこと」

これは今でも私の仕事をする上でのベースとなっています。


私自身、家族が障害を負ったりうつになったりと、家族としての葛藤や苦しみも経験しているので、
これからは心の悩みや不調を抱える人だけでなく身近な人や家族も元気になれるような
サポートにとりくんでいきたいと思っています。

夫と中学生、幼稚園生の息子2人の4人家族。
味噌作り、神社、自然の中で過ごすことが好き。

資格等

社会福祉士
精神保健福祉士
WRAPファシリテーター

 

所属団体

日本精神保健福祉士協会会員
鹿児島県精神保健福祉士協会会員
HOP STEP WRAPかごっま
(障害のあるなしに関わらず様々な立場の人々が
メンタルヘルスの向上に取り組む団体)

 

過去の講座・ワークショップ等

・アレルギーっこママの料理教室
・体に優しい料理教室
・子育てcafe~WRAPで語ろう~
・ちょっと変がちょうどいい?ちゃんとじゃない子育て
・共感コミュニケーション講座
・人生のセルフMAP講座
・脳で体感する共感コミュニケーション講座
・家族の関係性をゆるめてほぐすワークショップ
・パートナシップ講座
・Flowering WRAP
・ファッションコーディネートレッスン主催
・ゲシュタルト療法連続講座主催
・メンタルヘルスと食の講座
・・・etc

 

略歴

鹿児島出身。
東京の高校に進学。家族が障害を負ったことをきっかけに
大学で福祉を学び精神保健福祉課程に進む。

精神の地域活動支援センター、病院のMSW勤務。

長男の出産を機にマクロビオティックの理論と実践を複数の先生から学び、
料理教室開催。

同時にあらゆる療術を厳選統合した施術を学び、
訪問で施術を行う。

また、妊娠・出産・育児応援のNPO活動にて
各種講座やイベント、医療との連携など行う。

当事者、支援者、家族などさまざまな人たちが参加する
HOP STEP WRAPかごっまに所属し
県内外でファシリテートを行う。

IPS(Intentional Peer Sport)、「矢が花に変わるワークショップ」
で師と出会い「静けさの中で内なる声を聴く」ような場づくりと
「閉じた関係性から開かれた関係性」へ変化するような
活動を理念とする。

次男出産後、今までの活動を統合し心と身体をトータルでサポートする
メンタルヘルスの相談所をひらき、全国から相談を受けている。