IPS(意図的なピアサポート) 2021.11 不安を持ちながら望む方向に進む

2021-11-30

チャレンジした経験

11月のIPS(意図的なピアサポート)は、
テキスト4第5章「挑戦的な状況(challenging Situations)」について
それぞれの経験を話していきました。

テキストでハッとさせられた一文に

IPSにおける関係性の望ましい結果として、

「お互いが新しいやりかたで自分自身について、そして関係性について考えるようになり、
その人の人生で望むことを作り出すことに向かって歩き始めることです」

「自分とはこういうもの」

「こういう役割」

という一定のパターンを私たちは、これまでの人生でつくってきました。

このパターンはある意味とても役立っていて
人生がいつものように流れていきます。

が、

そのまま固定されて変化できない成長につながらない
という危険性も含まれています。

なので、ここでは

「お互いに、望む方向に向かうこと、つくり出すこと」
をやっていきます。

「人生で挑戦的だったことは?(Challenging Situation)」

「あなたが人生で最も挑戦的だったことは、どのようなものですか?」

挑戦的という言葉が日本語だとなじみにくいのですが、
今回は「今までの人生で挑戦したこと」
と捉えてそれぞれの体験をもとに深めていきました。

10月からIPS勉強会のファシリテーターをさせてもらって
今回で2回目ですが、

今までIPSを広めた方々から学んできたことを
少しずつ出せてきたように感じます。

1人が体験を話すと、ついつい

「え?それってどういうこと?」

「そうそう!私も同じ体験したよ!」

と言いたいくなるのですが、

IPSは普通のおしゃべりではなく、
今までの在り方、関係性を見直すコミュニケーション。

反応したくなる行動をぐっと抑えて
まずは相手が話しきるのを待ちます。

同時に

自分が何に反応したのかもみていきます。


それによって、だんだん反応しやすい事と
そうでない事の違いがみえてくるからです。

そのあたりはファシのパワーを使わせてもらって
軌道修正していきます。

口を挟まれず皆が待ってくれていると
話す方も内側の自分と安心してつながれて
本当に言いたいことが言えるようになるからです。

この安心安全の雰囲気を経験していくと、
徐々に他の場でも言いたいことが言えるようになっていきます。

おしゃべりが上手な人でも
本音をしゃべっているかというと
そうでないことも多いですから。

そうしていく中で
だんだん場があたたまって深まっていき

「今まで話したことはなかったけれど…」

というストーリーがいくつも出てきました。

それを他の話と比べて重要視するわけではありませんが
「話せた」ことはその人にとって大きな変化を産みます。

そして

この場でそのストーリーに触れた私たちにも
何らかの影響を及ぼしまた新たな何かを生み出していくのです。

「不安が恐れ出てきたときに、それでも一歩を踏み出すには?」

人生でチャレンジした経験がたくさん出てきて
あっというまにチェックアウトの時間。

最後に出てきた問いについて
感じたことを話しながら、チェックアウトをすることに。

その問いが

「チャレンジする、一歩を踏み出す時に、不安や恐れがでてくることがある。

そういう時どうすれば乗り越えられるか?」

みんなの意見の中で
そうそう、と思ったのが

「不安や恐れの感情が出てくるのは仕方がない」

というもの。

自分を振り返っても
何かをするときに不安や恐れがでてくることは
よくあります。

やってしまえば何てことはないのに
やる前からよくないイメージが湧いてきて
どんどん気分が落ち込んでいくとか(笑)

①繊細で感受性が豊か
②失敗して傷ついた経験がある
③過去の何かの体験が不安を生じさせている

といくつかの場合によって
対処法は異なるのでまた別の機会にまとめます。

みんなで新しい関係性を学んで実践していく!
そんな場がIPSの勉強会。

次回は12月12日10時~です。

次回は「あなたにとって安心とは?」について
対話していきますので、お楽しみに。

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