自己紹介2~受験勉強と兄の事故~

高校3年生

 

大学受験では目標の大学と滑り止めの2つのみ受験。

 

滑り止めに受かりましたが

やっぱり第一志望に行きたかったので

浪人を決めました。

 

 

周りからは

「女の子なんだし受かった大学にいけば」

と言われましたが、

 

 

この時も「こっち」という確信がありました。

 

 

そうして受験勉強をする日々の中、

人生を変える出来事が起こりました。

 

 

 

その日も勉強を終えて家に戻る途中の小道で、

バイクに乗った兄とすれ違いました。

 

 

 

 

「ちょっと出かけてくる」

 

 

「いってらっしゃ~い」

 

 

と見送って、兄は出かけていきました。

 

 

その時は何も考えずに家に入り、

食事をしてゆっくり過ごしていました。

 

 

ところが、

突然夜中に電話が鳴り響き、

電話にでた姉が

 

 

「病院にいくよ」

 

 

と一言いい、

慌ただしく2人で病院へ向かいました。

 

 

 

 

病院につくと「こちらでお待ちください」

と案内された待合室には1人の男性がいました。

 

 

うなだれていた男性は私たちに気づくと

立ち上がり近寄ってきて、

 

 

「大変もうしわけありませんでした」

 

 

と所々言葉につまりながら、

交差点で兄のバイクと接触したことを話し始めました。

 

 

この時はまだ現実感がなく、

目の前で起きていることなのに

どこか物語をみているような感じがしていました。

 

 

そうしていると看護師さんがやってきて、

「こちらへどうぞ」とICUへ案内されました。

 

 

中はベッドが並んでいて、

たくさんの点滴・管につながった人が兄でした。

 

 

心電図のモニターが動いていたけど、

いつ止まってもおかしくない状態です、と言われ

 

 

 

息が止まりそうになりました。

 
 

 

そのあとのことはよく覚えていませんが、

 

姉と毎日病院に通って、

数日後にようやく兄が意識を取り戻したときは、

本当に神様でも何にでも感謝しました。

 

 

そのあと長い時間をかけてリハビリをしましたが、

兄は今でもその時の後遺症があります。

 

 

この兄の事故がきっかけで、

志望校を変えました。

 

 

たまたまおしゃべりしていた

塾の友達が福祉の専門の大学を受けると知り、

 

 

「そんな大学があるの!?」

 

 

と興味がわき、

 

 

第一志望を変更して

福祉の大学を一緒に受験することに決めました。

 

 

 

それなので、

障害のある方の家族の気持ちも痛いほどわかるし、

リハビリの大変さもわかります。

 

 

そして、病気や障害があることで

家族の間に大きな葛藤をもらすということも・・・。

 

 

 

あの時兄が事故にあわなかったら、

あのときたまたま友達と話さなかったら、

私は今ここにいません。

 

 

 

全く別の人生でした。

 

 

 

 

この時に印象深かったことが1つ。

 

兄が生死をさまよっている時に、

別の友達から電話があって「彼氏が・・・」と

恋愛相談を受けたんですね。

 

その時に思ったのは、

 

 

「人の悩みに大きいも小さいもない」

 

 

ということ。

 

 

私にとっては兄のことがその時のすべてでしたが、

友達にとっては彼とのことが最大の悩み。

 

生死がかかっていることも

彼との関係性も

どちらもその人にとっては重要で

 

人と比べることではないんだな、

と理解しました。

 

 

そうして運命に導かれていたのか

無事受験に合格して大学生活が始まりました。

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