人生が転換するワークとエネルギーの使い道

2020-08-24

人生を変える出来事と聞いて、どんなことが浮かぶでしょう。

結婚や離婚、引っ越しや就職、子どもが産まれる、
親しい人の死、事故やある人との出会い・・・

誰でも、いくつか浮かぶのではないでしょうか。

あの時こういう決断をしたから、
その方向に進んだから、
というのもあるでしょう。

その中でも最も人生が変容することがあります。

それは、
身をゆだねていると自然と「ことの核心」がみえて
それをみていくことで自然と身体全体が反応して
感情や感覚が変わっていくもの。

努力をしたり、修行をしたり、何かを律するでもなく、

事故のようにダメージがあるでもなく
人生が転落するような危険性もなく

あれだけもがきどうしようもなく感じていたことが
するりと抜けて、

いつの間にか葛藤や問題だと思っていたことが
実は問題でも障害でもなく、

「そろそろ気づくころだよ!」

というお知らせアラームだったことに気づく。

そんな特別な空間が、「グループワーク」

グループワークと言っても
様々なものがありますが、
今回は実際の体験をご紹介します。

長文なので気になる方に読んでもらえればと。

人生が変容するワークとエネルギーの使い

子どもが朝ごはんを食べるときに
椅子にダラット座って姿勢が悪かったことを注意したことに対して

もっと言いいい方はできないだろうか、

きもちよく相手に行動してもらうことが苦手だな、
そういえば子どもの幼稚園の先生たちはとても上手で
以前なら「そこまでしなくても」「一生懸命すぎ?」と思ただろうに
今は人に提供すること、与えること、喜んでもらうことも
大事なんじゃないかと思い始めていたから、
子どもに対して自分はそうできていない、
という想いが浮かんできた。

その後やりとりをしている中で

呼吸が苦しくなって前かがみになり
胸のあたりが気持ち悪く黒いものが渦巻いているようだった。

それは幼いころ喘息の発作が出て、
病院の待合室で前かがみになり吸引をしている
状況が浮かんできた。


隣に母が座って心配そうにしている。


「苦しい!苦しい!苦しい!助けて!」

「誰に助けてほしい?」と聞かれ

「お父さんに」と答えると

「じゃあ、お父さんを呼んでみて。お父さんきて!」て
(そういえば次男は私が怒ると泣きながら「お父さんがいい!」
と繰り返す。この子はちゃんと言えてる)

「お父さんきて!お父さんきて!、お父さんきて!」


と繰り返すとだんだん近づいてきてるようで、
お父さん役の人がそばに座ってくれた。

「お父さんにどうしてほしい?」と聞かれ

「笑顔でもう大丈夫だが、と言ってほしい」

「お母さんに、邪魔をしないで!ほっておいてやれ、
と言ってほしい」

「じゃあ、それをお母さんに言ってみて」
と言われたので、顔をあげて涙を拭いて


お母さん役の人に
「もう私の邪魔をしないで!先回りして準備しないで。
私は自分のやりたいようにやりたいの。
困るかもしれないし失敗するかもしれないけど、
私は立ち上がれるし自分で起き上がれるから、
でも、そばにいてほしいし見守っていてほしい。
黙って何も言わず、そばで見守ってい欲しい」

という言葉がでてきた。

お母さん役の人は
「ほっておいて、と言われでも見守ってといわれ
混乱した。黙って見守る、ということがあるんだと
ハッとした」

と聞いてああ、お母さんは黙って見守る方法をしらなかったんだ、
悪気があったわけじゃなかったんだ、と呆然とした。

やりとりのあと、進行役の人が個包装のせんべいをいくつか
お母さん役の人の手にもたせた。

「お母さんがあなたから奪ったものは何?」

「希望、可能性、自信、プライド、光、未来」

「それを、お母さんに返してもらって」

と言われるも、言葉がでてこない。
「返して」て言おうとするのに、
身体が拒否するかのように言葉が発せられない。

母には今まで文句も言ってきたし、
ひどい態度もとっていたつもりだったのに、

「かえして」の一言が言えなかった。


「それを返すとお母さんはどうなるの?」

「崩れる?つらそうだったから、
お母さんも幼いころから苦労してきて奪われてきたから、
だから私が差し出した。
お母さんが崩れないように・・・」

母が奪ったわけではなった。
私がさしだした。

母がつらそうだったから。

お父さん役の人にサポートしてもらいながら
「おかあさん、かえして。そして、崩れないで」
と繰り返した。

お母さん役の人は
「奪ったのは私じゃなかった。
でも、この(せんべい)のおかげで私は崩れないでいられた。
これがあったからやってこられた。
そして、今もここ(手のひらに)ある。
でも、返してといわれてもう崩れないから大丈夫。
これのおかげで崩れないでいられるもう大丈夫」

ああ、私がやってきたことは無駄じゃなかった。
私が差し出したことで、お母さんは崩れないでいられた。
無駄じゃ、なかった。そして、まだここにあった。

そうして母の手からおせんべいを返してもらった。


そして、最初の子どもとの場面に戻って
隣に子ども役の人がダラット座った瞬間、
なんだかおかしくなって笑いがもれ
「ああ、疲れてるんだね。あんたはそうだよね」
と普通に言えた。
何も不安にならず焦りも怒りも感じなかった。

自分の感情に素直でやりたくないことはやらない、
お母さんがこうだから、しょうがないからやってやるか
というスタンスなのも好きなところ。

相手にこびず、とりいったりせず、
自分の気持ちは感じつつ周りの空気を読んでいる子ども。

そんなことを感じながら、

ワークはこれで終了。

WRAPにも「権利憲章」があるけれど、
基本的な「人権」「権利」というものがある。

そして、それは独裁政治や戦争時でなくとも
普通の家庭でも会社でも社会でも
侵害されるやりとりは往々にしてある。

お互いにそれとは気づかずに。

そして、親と子、家族の関係は特に密接なので
いろんなことがおこりやすい。

それは丁寧に見ていかないと
何が起こっているのかわからない。

今回のワークは参加した他の方にも
重要な意味をもっていたようで
それぞれの家族の関係性を見直すきっかけになったようだ。

フィードバックの会話で

「ここ(目的や遠い未来)に行くのに本来努力はいらない。
ありようが変われば、自然とそうなるもの。
(ここは)変えずに努力で行ける人もいるけど。」

という話があって、
自分も自然と努力せずそっちに行ける。わかっている。
けど、なんかみんな努力しているしがんばっているから
やってみている。

その無駄な努力をやめたら、
余るエネルギーをどう使っていいかわからない。

というと、

「自分の人生のために使うのよ」

とかえってきた。

幼少期に母に大事なものを捧げるパターンがつくられ、
兄の事故で福祉を学び、弱い人のサポートをする、
自分を切り売りして人のために何かをする、

というパターンでやってきて、
それをやめて自分に使うとしたらいったい何に使えばいいのだろう?

また、ここにもどってしまった。

でも、最近なんとなく見えてきている。

まずは「いい」と感じたことを自分に与えてあげること。

ライブ、演劇、自然の中にいくこと、キャンプ
歌ったり身体を動かすこと、

誰かの役に立つことではなく、
自分の生きるためになることにエネルギーをそそいでいく。

8月からのポラーノ広場もどうやっていこう。
自分がしんどくならず、切り売りせず、
自分にとっての場であること。

そんな場になっていくように。

今まで無理して合わせたり、
自分を無能でわからない人、教えてもら人、
誰かに決めてもう人という役割に押し込めていたけれど、
もうそういう時期ではない。

母に「自分のやり方でやりたい」と言っていたように
自分以外の人の意見が正しいと思うのではなく、
誰かに従うのでもなく、誰かの下に入るのでもなく、

自分が中心で希望や可能性、光や未来を取り戻したこれからは
人との関わりも変わっていくだろう。

そして、もう1つ。

「矢が花に変わる」ワークショップを味わっているので
この世でもっとも美味しい果実を体験しているから
ついつい同じようなおいしさを求めてしまうけれど、

そんな美味しい果実を一緒に味わえるのは
とても希少なことと改めて感じた。

「矢花」のような場をつくりたい、
というのは種をまいた翌日に「実っていない!」と
思うのと同じ。

たまたまえりさんやスティーブンは
それまでの人生で丁寧に自分を育ててきた人だから
出会った時に一緒に成熟して美味しい果実を味わえた。

そういう場を作りたいと思ったら
種をまくようにまずは人と空間、場をそだてること。

初歩の初歩、基本から始めること。

だから、今コミュニティについて体験しているのか。

産まれも育ちも思想や感じ方も人生観も
まったく異なる人々が集まって
自分の使命を果たすにはこの世で最高に自分を発揮して
「生ききる」とはどういうことか、をみつけているのだ。

それを1人でやるのではなくみんなでやろう、
他の人の人生も感じながら交じり合う部分もあるかもしれないし
お互いに助け合うこともあるかもしれない。

そういうことにエネルギーをそそぐのも
いいかもしれない。

 

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