コンステレーションセラピーと「場の影響」【ポラーノ広場2019.5】


5月18日(土)、はじめてのポラーノ広場開催しました!



当初予定していた人数を上回る20人近い方の参加があり、
おにぎりとスープがぎりぎりでしたが(^^;
みんなで分け合っていただきました。


幼稚園生、小学生から60代の方まで、
男性も女性もいろんな方々が参加してくれました。


午前は自己紹介とともに
それぞれの夢ややりたいことのシェア。


なぜこの話から始めたかというと、
ポラーノポラーリは立場や肩書をこえて
それぞれの夢を実現し応援する場所であり、
あたたかさやつながりを感じられる場にしていこう
という想いがあるからです。


その中で、
この修道院をこれからNPOとして
人々が集まるコミュニティスペースにしていこうと
活動しているラグーナ診療所の森越先生から
このポラーノポラーリの方向性と
これからの業務や役割分担についてお話しがありました。


みんなのやりたいことで
ポラーノでできることはグループを立ち上げて
チームでやっていくことになりそうです。




「個人の時代はおわった。これからはチームの時代だ」

と最近とある方に聞いたのですが、
まさにそんな流れがはじまろうとしています。


かごっまやWRAPも人が集まり
そのあたたかい関係性の中から
それぞれが自然と才能を発揮し自然と動き出し
役割をみつけていっています。


頭で思う「やりたいこと」よりも
身体が自然に動いてしまうことの方が重要です。
自然とできることやってしまうことの中にこそ、
その人の本質や役割が現れるからです。

 

じゃあ、病気になったり感情がコントロールできなくなったり
人や自分に危害を加えてしまうのがその人の本質か、
というと、それは違います。


人は良くも悪くも「その場の影響」を受けるからです。


その場にいる人たちが
どんな感情で何を抑圧しているか、
1人1人がもつ場が重なって大きな場を形成していくと
一番感受性の強い人にそのねじれが出やすくなります。


これはもともとの体質もあるし
たまたま体調不良とか影響を受けやすい時であった、
ということもあるし、もしくは「この役割を引き受けよう」
と深い部分で決めている場合もあるので誰に出るかはわかりません。


ただ、一旦影響がでてしまうと
みんなのねじれや葛藤、抑圧などの「うみ」が
その人を通して現れるという経路ができてしまうので
またこの人かと「この人に問題がある」という場が
できあがってしまうのです。


そうなると、その場での役割を覆すのは容易ではありません。


1人ではどうしようもできなくなるのです。


これは何度もいいたいのですが、
「この人は問題がある」という場合、
「その周りの人たちが何かを抱えている」ということです。


それは、言いたいことが言えないことかもしれない、
感情を抑圧しているのかもしれない、
助けてほしいのに助けを求められないのかもしれない、
何かをずっと我慢しているのかもしれない、
傷があるのに隠しているのかもしれない、
満たされなかった想いに蓋をしているのかもしれない、


「この人が問題だ」と言っていれば
自分の抱えていることを直視しないですむのです。


だから、
才能を発揮し自然と身体が動き役割をみつけていくには、
そういった「固定された場」を抜け出し

「尊重し合いお互いを信頼できる場」に身を置くことが重要なのです。


しかし、
そのような場はめったにありません。


だから、


そんな場をつくりたいと
今までも数々の場に関わってきて、


はじめたのが「ポラーノ広場」でした。


それではどうやってそのような場をつくるかというと
まずはその場で何が起こるかに関心を寄せてみる、

ということをやってみようと

「矢が花に変わる」ワークショップと
ゲシュタルト心理療法とファミリーコンステレーション
を合わせたグループワークを午後に行いました。

 

希望された方に
「今感じていること」
「気になっていること」
「どうにかしたいと思っていること」
などをお話してもらいます。


例えば
「人間関係で気になっていることがあります」

というお話であれば、

「具体的にどんな場面が浮かびますか?」

と質問していきながら、

その時の場面を他の方々に参加してもらい
その時の「上司」だったり「お父さん」だったり
役の場所に座ってもらいました。


そこから
1人ずつに「今何を感じていますか?」
といったことを聞いていきます。


「~~こんな感じがしました」

「たぶん~~」

とその場で浮かび上がってきた
気持ちや感覚を話してもらいます。

それを聞いて希望者の方に何を感じるかを尋ねると、

「自分は~~だと思って怖かったけど、
今の話を聞くとああ、そうなんだなとわかって
怖くないです」


と身体の緊張もほぐれていました。


そして次に


相手の場所に座ってもらって
その場面を再現してみると、

「ああ、相手はこんな感覚だったんだ。
だから、あんな言い方だったんだ」

と腑に落ちたそうです。


最後の振り返りで

「すっごくすっきりした!」

「肩の力がぬけました」

「みなさんに親身になって考えてもらって感謝」

「位置が変わることによって、感じ方が変わるのがおもしろい」

「場所によって気持ちが動くので不思議な体験だった」

「すごくいい体験だった」

「この役で〇〇にすごく愛おしさを感じた」

「良くも悪くも、全員の気持ちがわかった」

緊張関係の相手の気持ちにはふれたくなしい
わかりたくもない、

誰しも感じることではないでしょうか。


でも気になってしまうのは、
本当はその人の気持ちを知りたいから。


その人がより良い方向にいくのを望んでいるから。


でも、なぜかそうできない何かがある。
邪魔をしている何かがある。


そんな葛藤を場に配置してみると何が現れてくるのか。


人の気持ちなんてわからない、
そう思っている人にこそ味わってほしい。


6月のポラーノ広場は午前のみで、
「表現力レッスン~身体・感覚・感情で遊ぶ~」を行う予定です。

この内側にあるものを配置してみる

「コンステレーションセラピー」(Constellation therapy)
は8月以降に企画しますね。

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