境界線とLimit(限度)(IPS 2019.7)

2019-12-12

7月のIPS(意図的なピアサポート)では、
境界線とリミット(限度)に関するワークを行いました。



こんにちは、えりぃです。

家庭や職場、恋愛関係でも悩んでいる人が多い
ということで今回このテーマを選びました。


境界線と限度を辞書で調べてみると、

「境界線」=「土地の境い目の線、物事の境い目」

「限度」=「そこまでと限られている程度。
      認めうる範囲のぎりぎりのところ」

とありました。


土地の境界線はブロックや塀、垣根などでしきられて
いるのでわかりやすいですよね。

個人の境界線は誰しももっていて
パーソナルスペースと言われたりもしますが、
ここまでは他の人が立ち入ってもいいけど、
ここからは立ちいってほしくない、
という線があると思います。

その境界線は人によって違います。

たとえば「年齢は?」「家族構成は?」と
尋ねられた時にどう対応するでしょう。

抵抗なくスラスラ答える人、
ちょっと言いよどむけど答える人、
「何でそんなこと聞くの?」
と疑問や抵抗を感じる人、

それぞれ境界線の感覚が違うからです。

境界線がくっきりしている感じがする人と、
あいまいな感じがする人もいます。

境界線がくっきりしている感じの人
自分の考えがあってそれをそのまま表している感じ
でしょうか。

それとは逆に

周囲との境界があいまいな人たち

これはもともと産まれ持って「感じやすい」
共感力がある、人の感情が伝わりやすい、
という人もいれば

幼少期の家庭環境で絶えず周囲を伺っていて
自分がどう感じるかよりも「周りがどう感じているか」
にチャンネルをあわせてしまう人たちもいます。

どちらがいい、悪いはなくて、
自分は境界線についてどいう傾向があるか
考てみるのもいいですね。



たとえば、
「お金を貸して」
「車で送って」
と頼まれたらどう反応しますか?

信頼でき人なら応じる、
送るくらいなら全然OK
借用書を書いてくれるなら・・・
お金は友達にも貸さないようにしている
相手が誰かによる

いろいろな反応がありますが、
それはどうしてそう反応するのでしょう。

断られないから
いつも良くしてもらっているから
信頼できるから
人にお金を貸すとトラブルになるから
あまり気がすすまないから

頼まれたことに応じるにしても
断るにしてもそれはどうしてでしょう?

そんなことをグループワークで話していたら

うわ~、IPSらしい場面!
という瞬間に出会いました。

毎回そうですが
集まってくれる人たちは生まれ育った環境も
立場や考え方も感じ方も違います。

だからこそ、お互いの経験をもとに話すとき
不思議な神秘的な反応がおこることがあります。

先ほどの「頼まれたらどう反応する?」
という問いについて

よく頼まれる人たちが
「こういう対応をしたんだけど、よかったでしょうか?」

と体験を話したあとに

つい頼んでしまう人たちが、
自分たちの体験を交えながら
「きっぱり言ってあげてよかったと思う」

と言った瞬間に、
それぞれの辛かったり迷ったり憤ったり
様々な感情を産み出してきた経験が
あたたかいつながりに変化して
その空間全体に広がったのです!


こういう場面は私のワークではよくあるのですが、
それぞれ辛かったり苦しんだり
どうしていい方向に行かないのか
もがき苦しんだ体験が

誰かの話をきっかけに浮かんできて
それをこの場で話してみることで
他の人たちと共振しあたたかいものに
変わっていくのです。

こういう場面と出会っていくうちに
人にとってのつらい経験は誰かの琴線、
心の奥深くに触れたときに昇華していくのだなあ
と思うようになりました。

だから、
心の内、体験したことを話せる場が
必要なんです。

あなたの内側にあるうちはつらい経験で
事あるごとに浮かんできてエネルギーが奪われます。

けれど内から外に出してそれが誰かの役に立った時、
辛かった経験が人とのつながりを運んできてくれるのです。


それには否定や批判をされないこと
安心安全な場所であることが必須。

そんな場を作れる人がいるところでなら
素の自分になれますよ。

女性専門のメンタルヘルス相談を行っています

心と身体の気になる症状、お悩みお困りごとがある方は
初回相談をご利用ください

→ LINEで申し込む

→ メールで申し込む

◎心と身体がラクになるヒント集◎

女性が心と身体を整えるコツや職場や家庭での
人間関係の改善方法などをお届けしています
   ↓  ↓  ↓
LINEおともだち追加はこちらから

友だち追加